つわりによる吐き気を少しでも楽にしたい!3つの種類別による対処法とは?薬は飲んでもいい?仕事中の乗り越え方を紹介

一言でつわりと言っても、その症状は人それぞれです。妊娠という喜びもつかの間、つわりという辛い現実に悩まされている女性は多いと思います。つわりは、赤ちゃんと出会うための準備段階とはいえ、少しでも楽になりたいものです。つわりのメカニズムとその対処法を見ていきましょう。先輩ママたちの声も参考に、自分にあった対処法を見つけていきましょう。

つわりで感じる吐き気とは?

妊娠5~6週目辺りから、一般的には胎盤が完成する妊娠16週目頃まで、つわりは続くと言われています。しかし人によっては、つわりを全く感じなかったり、産む直前まで気持ち悪かったという人もいるようです。

又この時期は、妊娠によって促されるホルモンバランスのHC急激な増加によって、吐き気だけでなく頭痛やめまいを起こす人もいるようです。急激な体の変化に自律神経のバランスが乱れ、自律神経失調症になってしまうのです。

一説では、母体が赤ちゃんを守るために、母体があまり動かないようにと、毒素となる食べ物を排除する際、赤ちゃんも遺物であると、誤認識してしまい、アレルギー反応が出るという説もあるようです。

吐き気を感じるつわりの種類・3つ

1.吐きつわり

つわりと聞くと、まず多くの人がイメージするのは、吐きつわりではないでしょうか。確かに数あるつわりの中でも、多くの人が経験される一般的なつわりといえるでしょう。

症状としては、一日中吐き気が襲ってくるというもので、症状の重い人は全く食べ物がのどを通らず、水を飲むだけで吐いてしまうため、脱水や飢餓状態となり、病院でも治療が必要になってきます。

吐くこと自体は悪いことではないようで、直接胎児には影響がないようです。歯磨きをすると吐いてしまう、ご飯を食べると吐き気がしたなど、中にはテレビで食べ物を見ただけで、吐き気がしたという人もいるようです。

2.食べつわり

妊娠初期に、食べつわりを経験される人も多いようです。これはm空腹になると吐き気がひどくなるもので、胃の中が空っぽで空腹を感じると、ムカムカして胸やけがしてくるようです。

食べつわりを経験されている人は、妊娠初期に急な体重増加に悩まされる人が多いようです。しかし、食べ過ぎによって体重増加が気になっても、無理なダイエットは厳禁です。

つわりが治まってから、妊娠期に適した体重管理をしていきましょう。寝るときに、枕元に食料ををおいて寝ていたという人は少なくないようです。

3.匂いつわり

妊娠すると匂いに敏感になり、色々な匂いが不快に感じてきます。苦手な匂いを嗅ぐと、吐き気がしたり実際に吐いてしまったり、元は気にもしなかった匂いや、好きだった匂いまで悪臭に感じてしまうこともあるようです。

この原因についてはいくつかの説があり、医学的に解明されていないようです。一つは、妊娠期に女性ホルモンが崩れ、エストロゲンという嗅覚を敏感にする女性ホルモンが、増加するためという説があります。

そして妊娠中、子供や自分の体を守るために、外からの刺激に敏感になり、特に体内に入れる食べ物の匂いに拒否反応を示すというものです。

特に、皆さんが苦手とする匂いは香水、生ごみ、整髪料、スーパーの店内、湿気、歯磨き粉、魚、冷蔵庫、ご飯、たばこ、男性の匂いなど様々です。今まで好きだったコーヒーの香りが苦手になり、吐き気がしたという人もいるようです。

吐きつわりの対処法・2つ

1.食べられるものを食べる

吐きたい気持ちがあって食欲のないときは、無理に食べる必要はありません。吐くということは、とても大きなエネルギーがいるもので、ストレスもかかります。あまり無理をせず、食べられるものを食べるというスタンスで、大丈夫だと言われています。

対処法としては、食事をするときに、少量ずつ冷まして食べると食べやすくなるようです。また、どんなものが吐きやすいかメモを取っておくといいようです。今の自分は何が食べれるのか、何が苦手なのかをきちんと把握しておくといいようです。

大切なのは無理をしないことです。スッキリするまで吐きました、そのあとで消化の良いものを少し食べたら、吐き気が落ち着いたという意見もあるようです。

2.水分をしっかりとる

胃の中のものを吐き続けると、体内の水分量を不足してしまい、脱水症状を起こしてしまうと大変なので、水分はこまめに補給しましょう。脱水を起こしていると頭痛を感じたり、尿が少なくなったりします。

食べれないときは、スポーツドリンクなどを飲むことをオススメします。しかし、糖分が多いので薄めて飲むなど、注意が必要です。水素水がつわりに効くという意見もあるようです、また青汁は、葉酸が多く含まれているために妊娠期に良いようです。

食べつわりの対処法・2つ

1.よく噛んで食べる

英語圏では、つわりのことを「モーニングシックネス」と呼ぶように、朝の空腹時にひどくなるケースがあるようです。その場合は、起きてすぐ口にできるものを用意しておくといいでしょう。

食べつわりは、空腹になると辛くなるのですが、食べると楽になるタイプと、食べても気分が悪いタイプがあるようです。どちらにしても、胃に入れていないと気分が悪いので、たくさん食べてしまう人がいるのですが、可能であれば、カロリーコントロールができ、体にやさしい和食を摂取するのがいいでしょう。

食べるときはよく噛んで、満腹中枢を刺激しながら、消化も良くしてあげましょう。そして、血糖値が低いとつわりが辛く感じる時があるので、寝起きや就寝前に消化の良いものを、少し口にすると楽になるかもしれません。

2.一日の食事の回数を増やす

空腹が辛いと感じ無理に食べてしまうと、余計につわりが悪化してしまうこともあります。一度に大量を食べることは避け、できるだけ小分けにして、一日の食事回数を増やすようにしましょう。

食べつわりの症状を軽くするには、空腹時間を減らすことが効果的です。食事回数を増やすので一回の食事の量を少なくすることを忘れないようにしましょう。通常の朝食を午前中三回に分けて食べたり、少し内容を変えて、楽しんでみたりするもの良いでしょう。

また、食べつわりの多くの人は、飲み物でその辛さを紛らわせようとするようです。中でも、つわり中は炭酸飲料が飲みたくなるようですが、糖分や合成着色料が多く含まれているので、水の代わりにゴクゴクと飲むのは避けましょう。

匂いつわりの対処法・2つ

1.苦手な匂いから遠ざかる

匂いつわりの対処法は、まず苦手な匂いから遠ざかることです。そのためには、自分にとって何の匂いが悪臭と感じるか、把握しておきましょう。

その対策としては、鼻栓をするという方法があります。この場合、呼吸が苦しく感じたり、口呼吸になることで、乾燥したり虫歯になりやすくなるというデメリットもあります。

苦しさを感じないようであれば、鼻栓の上からマスクをなどをしておくのもいいでしょう。料理や外出先など、どうしても匂いを避けれないときにオススメです。

2.ミント系の飴を食べる

ミント系のガムや飴は、透き通るような爽快感と芳香で、口に入れると嫌なにおいが紛れてオススメです。またミントには、抗炎症作用もあり頭痛が緩和されることもあるようです。

ペパーミントには、抗うつ改善の精神安定作用があると言われ、スペアミントには食欲増加効果があるようです。スッキリするからと言っても、大量に食べ過ぎないよう注意しましょう。

様々なつわりの共通対処法・4つ

1.ツボを押してつわりを抑える

つわりの対策はいろいろありますが、ツボを押すというのも一つの方法です。ツボとは体内の異常に応じ、経穴(ツボ)に症状が現れるというもので、刺激を与えることで体調を整え、症状を緩和してくれるものです。

中でも、つわりに効くというメジャーなツボは内関(ないかん)です。内関とは内臓の働きに効くツボで、消化器系の不調に効果があり、胃のムカムカ、吐き気、げっぷに効くと言われています。

場所は、手首の付け根(しわの部分)から肘のほうへ、指三本分置いた所の中央です。場所には小さな個人差がありますので、押してみて痛気持ちいい場所を探します。そこを5秒~10秒程度じわっと押して離すを数回繰り返します。

このツボを押すために「シーバンド」というものもあるようで、これを利用すると、内関を継続的に刺激できるようです。国内外の妊婦さんに人気のようです。
そして、もう一つのツボが関衝(かんしょう)です。このツボは、めまいを予防したりイライラ頭痛を治める効果があり、自律神経を整えてくれるようです。肌荒れにも効果があるようです。場所は、薬指の梅の生え際で、小指側の爪の生え際の角にあります。

足にもれい兌(れいだ)というつわりに有効なツボがあり、胃の痛み、吐き気、むくみに効果があり、胃にたまった「気」を発散させる働きがあると言われています。場所は、足の人差し指の中指側、爪の生え際にあります。

また、アロマを取り入れたい場合は、皮膚に直接精油がつかないように、アロマポットやディフューザーなどを利用しましょう。香りは柑橘系がオススメです。

2.気分転換をする

つわりには、気分転換も効果があるようです。つわり期は、不安と不快感により多くのストレスがかかってきます。部屋に閉じこもりがちになりますが、テレビやパソコン、携帯は自律神経を見出し、疲れの原因になります。可能な限り、これらを使用する時間を減らしたほうが良いと言えるようです。

体調のいい日は、ゆっくり散歩に出かけたりマッサージを受けたり、お風呂に入ったりしてストレスを発散し、ゆっくりすることで副交感神経を働かせましょう。

また、ストレッチなどをして体の緊張を少し緩めておくのも効果的です。このとき、お腹に圧のかかるようなストレッチは避けましょう。気分が落ち込んでいるときは前屈などは避け、胸を開くストレッチがオススメです。

3.我慢せずに吐いてしまう

我慢しないで吐いてしまうことは、かなり効果的です。吐くことは妊婦さんにとっては、とても疲れることですが、妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さく、必要なエネルギーや栄養は、ごくごくわずかといえるので、吐くことでの赤ちゃんへの影響はないようです。

赤ちゃんは、つわりから守られているものと考えていいようです。ただ、水分の不足には注意が必要です。水分補給をしっかりと行いましょう。

4.ゲップを出す

ゲップは、つわりの症状の一つと考える方もいるようです。ゲップは炭酸飲料や、食事を大量に食べた後に出るもので、胃にガスがたまったり、空気が入るために起こります。

つわり期は、女性ホルモン「プロゲステロン」の影響で胃腸が弱まり、ゲップが出やすくなります。ゲップは、人前では押さえておきたい現象ですが、吐けずに辛い思いをしているときは、ゲップを出すことで、その症状が緩和される場合もあるようです。

続く吐き気を止めるために、薬を飲んでもいいの?

自己判断で飲んではいけない

つわりが辛いからといって、自己判断で薬をのんではいけません。つわり時期の薬の影響は、妊娠7週までは胎児の体が作られる、器官形成期と呼ばれています。奇形を起こすか否か過敏性が高い「絶対過敏期」であると言われています。

妊娠8週~15週までは、胎児の重要な器管の形成は終わっているので、奇形を起こす過敏期を過ぎています。しかし、奇形を起こす心配がなくなるわけではないようです。その後も、薬剤は胎盤を通過し胎児に移行するので、発育の抑制、機能的発育障害、子宮内胎児死亡などの危険が潜んでいます。

我慢できないほどのつわりならば、速やかに医師の判断を仰ぎましょう、点滴などの処方をしてもらい楽になったという声も多数あります。点滴は基本、水分、ブドウ糖、ビタミン、などが含まれています。不安を感じるならば、担当医師に納得がいくまで話を聞き、不安を取り除きましょう。

また、つわりを完治する薬はありませんが、吐き気や胃もたれを緩和する薬を、処方されることもあるようです。副作用や注意点をしっかりと聞いて、用法を守って服用するようにしましょう。

漢方の力を借りるという方法もあるようです。こちらも同様に、漢方の確かな知識を持った医師の指導を受けることをオススメします。

仕事をしながらつわりを乗り越えるには?

1.妊娠の報告は早めにしておく

会社へは、早めに報告することによって、周りに理解し協力をしてもらえる環境をつくりましょう。言いづらい場合などもあるかとは思いますが、赤ちゃんを守るのは母親です。経産婦の人がいたら、ぜひ協力を仰ぎましょう。

つわりにも個人差があるため、辛さは自分しかわかりえないものです。症状や業務にかかわりなく、無理をして赤ちゃんに負担をかけないように、上司にはどの程度のつわりなのか、休む基準はどのくらいなのかを報告しておきましょう。

2.通勤方法や時間を調節してもらう

満員電車やバスは、お腹や気分を圧迫させてしまうので、つわりを悪化させてしまいます。可能な限りなるべくラッシュ時は避け、ゆったりとした服装で出勤できるようにしましょう。

会社への相談が可能であれば、出勤時間を調節してもらいましょう。また人の多い場所は、匂いや菌が多いものです。マスクなどを着用し、裏に柑橘系の香りをつけるのもオススメです。

3.母子健康管理指導事項連絡カードを活用する

母子健康管理指導事項連絡カードは、仕事を持つ妊婦や出産後の女性に対して、医師から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合に、事業主はその指導内容に応じた措置をとる必要があります。「母性健康管理指導事項連絡カード」については、各都道府県労働局雇用均等室に問い合わせをしましょう。

つわりは、症状も深刻度も人によって違います。しかし、このつわりが悪化してしまうと「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病気だと判断されます。食事だけでなく水分も取れなくなった、頭痛がする、めまいがひどい、尿が減ったという場合は脱水症状が疑われます。

少し我慢して、治るのを待とうという人もいるようですが、さらに悪化することもあり危険です。つわりだからと決めつけず、医師にどのような症状かきちんと伝えましょう。

2.急激な体重の減少

短期間で5kg以上減ったら妊娠悪阻を疑い、早めに受診しましょう。吐き気や嘔吐が続き、食べ物も受け付けられず、胃液や血が混じったものを吐くようになります。悪化してしまうと肝腎障害になってしまいます。

食事ができずに、脂肪を使って生命維持を行うと、脂肪をどんどん燃すことにより、ケトン体が大量に出来上がります。すると、代謝異常の中毒症状が出て入院となってしまいます。

まとめ

つわりの時期に大切なことは、とにかく無理をしないということです。そしてつわりは必ず、いつかは楽になると思うことが大切です。過ぎてしまえば、妊娠という貴重な思い出になるものです。

人によって症状が違うので、その対処法も色々あります、自分に合うものはどれなのか、少しでも楽に過ごせるように、工夫してみてはいかがでしょうか?