つわりがない妊娠生活って本当に大丈夫?女の子の可能性?健康な人が多い?などの噂のあれこれをまとめました!

妊娠すると早い人では4週頃からつわりが始まります。しかしつわりには個人差があり、中にはまったくつわりを感じない人もいま
す。周りの妊婦さんはつわりを経験しているのに、私は症状がなくて本当に赤ちゃんは大丈夫かしら…と不安になる女性もおられると思います。そこで、こちらではつわりのない妊娠生活について、またつわりにまつわる噂についてご紹介したいと思います。

つわりのない妊娠生活は本当に大丈夫?!

多くの方が妊娠中につわりを経験しますが、その割合は50~70%と言われています。早い方では4週頃(生理予定日頃)から始まり、8~10週頃にピークを迎えます。そしておさまるのは12~16週頃と言われますが、こちらは個人差が多く、出産直前まで吐いていたという方も。

そんな個人差が大きいつわりですが、もちろんあとの30~50%の方はつわりをほとんど感じていないか全く感じていません。それでも元気な赤ちゃんが生まれてくるので心配することはないのです。

とは言ってもつわりは赤ちゃんが元気でいる証拠だとか、つわりがないと赤ちゃんが心配などという噂があったりしますし、耳にすると不安になってしまう気持ちになってしまいますよね。まずはどうしてつわりが起こらない人がいるのかを見ていきましょう。

つわりがないのはなぜ?

ホルモン分泌の影響

つわりが起こるのは医学的にはっきりとはわかっていませんが、胎盤が作られるときに産生されるホルモンの影響ではないかとされています。胎盤が大きくなる率は妊娠初期が一番高くなりますので、さまざまな物質やホルモンが多く産生されます。

そのホルモンのどれかが嘔吐中枢を刺激しているのではないかと言われているのです。

ですがこのホルモンの分泌にも個人差がありますので、つわりがないのはこのホルモンの産生が少ないもしくは体がそのホルモンにあまり反応しないのかもしれません。つわりがないからといって胎盤が小さいとかいうことはありませんので安心してください。

身体の防衛反応

いろんな諸説があり、妊娠初期には赤ちゃんの臓器が育っていく期間なので、成長に影響がないように食べられないように防御反応が働くことがあるとか、両親からの遺伝で異物だと判断し拒絶反応を起こすこともあると言われています。これらは科学的に証明されているものではないようです。

いろいろな理由が考えられていますが、つわりがあるからないからといって特に心配することはないようです。

自律神経の乱れ

つわりは自律神経の乱れでひどくなったり、軽くなったりします。妊娠しているからと言って多くのことを制限するのではなく、妊娠生活を楽しむこともとても大切です。外出をして気分転換をするなどをしてつわりがないということに不安を感じないようにしましょう。

妊婦の体質やライフスタイル

妊婦さんのお母さんや姉妹のうちつわりがひどかった人がいると、その妊婦さんもつわりがひどくなる確率が上がるとされています。ですので、つわりがないのも妊婦の体質によるものだと考えられています。

また、専業主婦の方よりも仕事をしている方の方がつわりがラクだと感じているようです。これはつわりのことを忘れて仕事に集中している時間があるからだと考えられています。そのほか、仕事ではなくても何か気分転換できる趣味やお出かけをする妊婦さんにもつわりが軽いと感じている方が多いようです。

つわりってどういう状態?

吐き気、吐きづわり

つわりの代表的な症状で悪心(おしん)とも言われますが、妊娠すると食欲がなくなりムカムカと吐き気が続きます。吐くほどではなくても一日中吐き気が出たりおさまったりを繰り返すというのは多くの妊婦さんに見られます。

何か食べると吐いてしまう「吐きづわり」もあります。この場合、ひどいと水分も摂れなくなり脱水状態になってしまうこともありますので注意が必要です。頻回の嘔吐で水分も摂れなくなってしまった場合は病院で点滴をしてもらうとよいですね。

吐きづわりがひどいときは食べられるものを食べられるときに少しずつ摂るようにすることが大切です。

食べづわり

空腹になると気持ちが悪くなるのが「食べづわり」です。口の中が気持ち悪いので、飴やガムなどいつでも何かを口に入れておくと紛れます。食べ過ぎても気持ち悪くなりますので食べ方の工夫が必要です。

空腹時につわりがツラくなりますので、夜中起きてしまったときや朝起きたときにつわりを感じることが多いと言われています。その場合は寝る前に枕元にすぐに口に入れられるもの(パンやおにぎりなど)を置いておくとよいでしょう。
このタイプのつわりの方は、体重管理と虫歯になりやすいので注意が必要です。

ニオイに敏感になる

つわりがある時期はニオイにも敏感になります。今まで気にならなかった洗剤のニオイや歯磨き粉のニオイ、お総菜コーナーのニオイなどに反応して気持ちが悪くなってしまうのです。

代表的なのはご飯が炊けるときのニオイですね。つわり中は蒸気にも弱くなりますので、ご飯が炊けたときの蒸気を嗅いだだけで吐き気がするという方が多いです。

眠気づわり

妊娠してからしばらくは驚くような眠気に襲われることがあります。しっかり寝ていても昼間に寝てしまう、体がだるいというのもつわりの一種で「眠気づわり」とも呼ばれます。

体がだるいなと感じたらしっかり休息をとるようにしましょう。昼寝もできる環境にあれば取り入れましょう。

よだれづわり

自分の唾液が気持ち悪くて、ひどいと唾液を飲み込むだけで吐いてしまうつわりが「よだれつわり」です。妊娠中は唾液量が増えてしまうため、余計にツラくなります。

この場合は唾液が溜まれば吐き出してしまわないといけませんが、それを繰り返すのは大変なのでペットボトルを常にそばに置いておくとサッと吐き出せるので便利です。携帯できるので外出時などにも使えます。

その他の対策としては飴やガムなどで唾液を紛らわせてしまうことです。

人によって症状が違う

代表的な症状は吐きづわりですが、人によっては「食べづわりだけ」、「眠気づわりがひどい」など症状が違います。つわりの程度も個人差ですし、置かれている環境も人によって違いますから「ツラいな」と思ったら休むようにしましょう。

つわりは赤ちゃんからの「休んで」の合図だとも言われています。おなかの赤ちゃんを育てるのは誰にも代わりがききません。今はおなかの赤ちゃんを育てるのがあなたの一番の仕事だと思ってしっかり休息をとるようにしましょう。

つわりにまつわる噂のあれこれ

つわりにまつわる噂っていろいろありますよね。ですが、これらはほとんど医学的根拠がないものばかりなんです。実際のところは生まれてみてからのお楽しみというところが多いですが、どんな噂があるのか見てみましょう!

つわりが軽い人は健康!?

つわりが軽いと健康というのは胃腸が強いということからきているのでしょうか。吐き気や嘔吐が消化器症状であることから、一概に間違いとは言えませんが、つわりが重い人がみんな健康ではないということにはなりません。

ですが、つわりが重症化すると脱水状態になったり、体内の電解質が狂ってしまったりします。そうなると通院や入院治療で点滴が必要となります。これが「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態です。こうなると健康とは言えませんので、噂に当てはまることになりますね。

つわりが軽いと赤ちゃんに障害が出る!?

つわりの程度で赤ちゃんの元気度や障がいの有無が変わることはありません。つわりがないと感じていた方も元気な赤ちゃんを産んでいます。

多くの妊婦さんが経験するつわりがないという不安から、このような噂がささやかれるようになってしまったのかもしれませんね。

ちなみにつわりが重い人に「つわりがある(重い)のは赤ちゃんが元気な証拠」という励まし方があるのは、赤ちゃんのために頑張ってということで、元気度を表しているのではありません。

つわりが軽いと性別は女の子!?

つわりの程度と赤ちゃんの性別を関連させる噂は代表的なものですよね。ですが、こちらも医学的根拠はありません。噂にもつわりが軽いと女の子というものもあれば軽いと男の子というものまでありますし、結局どちらか分かりませんよね。

妊娠16週くらいから性別が分かるとも言われていますのでそれまで楽しみにしておきましょう。

つわりがない人は難産になる!?

つわりの程度で安産か難産かということも分かるものではありません。赤ちゃんの頭の大きさや子宮口の開き具合、いきみのタイミング、赤ちゃんの回旋(ぐるっと回って出てくること)などで変わってくるので、つわりの時期にはまだまだどうなるか分からないのです。

つわりがないから難産になるのではと心配する必要はありませんよ。

つわりが軽いときの注意点

体調が良くても無理は禁物

つわりがないからといって、妊娠していないときと同じような生活をするのはお勧めできません。夜遅くまで起きていたり、タバコやお酒はきっぱりとやめましょう。

日常生活としては、重いものの上げ下ろしや長時間立ちっぱなしでいないように工夫しましょう。働いている方は職場の上司に報告して理解を得ておくといいですね。

急につわりがなくなったら受診を

今までつわりに苦しんでいた方が急に症状がなくなったら不安になりますよね。まれに出産直前まで吐いていたという方もいますが、多くの方は妊娠12~16週くらいにつわりはおさまります。

流産のうち、目立った出血やお腹の張りがなくても赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまっている状態がありますが、これを「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」といいます。稽留流産すると必ずつわりがなくなるわけではありません。しばらくつわりが続いている方もいます。

この状態はなかなか自分で気付くものではありませんし、つわりがなくなったという症状だけであれば夜間や休日に慌てて受診する必要はありませんが、出血やお腹の張りが見られる場合には念のため受診しておくようにしましょう。

まとめ

つわりは多くの妊婦さんが苦しむ症状ではありますが、個人差が大きくつわりがあまりないという方もいるものです。ですがつわりの程度は赤ちゃんの健康にかかわることではなく、妊娠に伴う一つの反応として考えておくといいでしょう。

つわりにまつわる噂もほとんどが根拠のないものです。不安をあおりたてるような噂は気にしないようにしましょう。

つわりがない方はその分マタニティライフも楽しく過ごせますよね。いろいろ考えて不安になっているとおなかの赤ちゃんにもよくありません。赤ちゃんが生まれたら行けないようなところに無理のない程度でご主人とお出かけしてみてはいかがですか。