排卵日に体重が増えるしくみと対処法!体重が増えても慌てる必要がないその理由とは?

排卵日に頃になると、急に体重が増加したりなんだかむくんでいたりなど、女性としては気になる体の諸症状が多く現れますよね。なぜ、そのような状態になるのか、また排卵日にはどのように過ごせば良いのかを調べてみました。

排卵日に体重が増えるのはなぜ?

女性であれば誰しもが一度は挑戦するダイエットですが、そのダイエットにも排卵日の影響があることを知っていましたか?

女性の体は月経などがあるために、その時期により様々な体の変化が起こります。それでは、排卵日の女性の体には、一体どのような体の変化が起こっているのでしょうか?

排卵日とは?

月経のある女性の卵巣は、毎月卵胞(卵子の元)が育っており、卵巣がある一定の大きさになると卵巣の外に排出されるしくみになっています。これが「排卵」になります。

排卵日とは、排卵した日(卵巣から卵子が出た日)になります。排卵日から次の生理が始まるまでは、月経が安定している女性の場合は、生理周期に関係なく約14日となります。つまり、次の生理予定日の約14日前が排卵日ということになります。

生理周期が安定している方の場合は、簡単な計算や基礎体温を計ることにより、おおよその排卵日がわかりますが、生理周期が乱れがちな方の場合には、排卵日を割り出し特定するのは難しいようです。

排卵日を特定する簡単な方法

一番簡単な方法は「生理周期=排卵周期」となるので、「生理予定日ー14日=排卵日」という計算になるといわれています。

生理周期は25日〜38日周期が正常範囲とされており、前述したように、排卵日から次の生理開始までの期間は、生理不順の人であっても約14日間と決まっているので、そのようなことから「次回の生理予定日から14日を引く」というような単純計算でもある程度は割り出せる、というふうにいわれています。

わかりやすく例をあげてみると、

・28日周期の人の場合
28日ー14日=14日 となるので、14日目が排卵日ということになります。

・35日周期の人の場合
35日ー14日=21日 となるので、21日目が排卵日になります。

ただし、あくまでも目安なので、絶対にこの計算で割り出した日が排卵日だと確定はできないので、注意して下さい。また、生理不順の人の場合は、周期日数がまずわからないので、このような計算式に当てはめることができず、排卵日を特定することは難しくなります。

この方法以外にも、排卵日を特定する計算方法がいくかありますので、ぜひ参考にして下さい。

1.基礎体温表を付ける方法

基礎体温とは、朝起床時にすぐ測る体温のことを言います。起きてからすぐに測るのは、体を動かしてしまうと体温が上がってしまうからです。体を動かさずに、寝たままの状態で測ります。

個人差があるようですが、女性の身体は大きく分けて高温期と低温期の2つに分かれています。低温期から高温期に変わるタイミングで体温が下がる日があり、その前後1~2日間に排卵が起こるとされています。

基礎体温は、測ったものをグラフにすることで変化が分かります。ですから、1ヶ月測っただけでは身体の状態をつかむことが出来ませんので、最低でも3ヶ月分ぐらいは継続して基礎体温を記録しておく必要があります。また、その他にも細かい生理に関する体調の様子なども記入しておくと、変化やタイミングが分かりやすいでしょう。

2.オギノ式

荻野学説とも呼ばれている、1942年に産婦人科医の荻野久作氏が発見した懐妊法です。不妊治療のために考えられた学説ですが、避妊のために参考にされている方法でもあります。

オギノ式では、次回の生理予定日が分かっていれば、その予定日の12日~16日前の5日間の間に排卵が起こるという考え方を元に、排卵日を計算する方法です。ですから、生理周期に関係なく、生理予定日さえ分かっていれば誰でも計算することが出来ます。ただし、生理は周期が安定している人でも、多少のずれはよくあるので、あまり正確な計算方法とはいえないでしょう。

先にあげた単純な計算方法と合わせて、正確な日を割り出す方法ではなく、目安の排卵日を割り出す計算方法だと思って下さい。

3.排卵検査薬

排卵検査薬は、尿中の「LH(黄体ホルモン)濃度」の数値で判断する方法です。排卵直前が尿中のLH濃度が最も高くなるため、この濃い状態のLHホルモンを検知して、陽性反応を示します。

確実性も高く、基礎体温と併用するのがベストなようですが、費用がかさむため、毎日使用するのは若干困難かもしれません。

4.福さん式

福さん式とは、子宮口の様子を自分で内診して、子宮の位置、おりものの状態から排卵日を特定しようという方法です。助産師の「福さん」という名前の助産師さんが、インターネットに公開したものなので、「福さん式」と呼ばれています。

排卵日が近づくと、子宮が下に降り、おりものの状態が透明でよく伸びる状態に変化するというものです。簡単に言うと、子宮口の位置が下がり、柔らかい状態であると排卵期である、というような見解のようです。

ネット上などの口コミでは評価が高いようなので、排卵日を特定したいと考えている人は、一度試してみるのもよいかもしれません。

5.ウェルカムチェッカー

今までの生理日を入力するだけで、自動的に排卵日を計算してくれます。産み分けを希望している場合には、男の子が出来やすい日、女の子が出来やすい日などの、適した日を教えてくれるということです。ただ、あくまで今までの統計から計算されているだけですので、100%ではありません。

そして、生理不順の方は過去5回分の生理日入力が必要になるようですので、過去の生理日をしっかり記録に残しておきましょう。

排卵日の症状

排卵日は、女性ホルモンの量の変化により、女性特有の様々な体の変化があります。
人により程度も違いますが、主な症状には

・排卵痛、頭痛、腰痛
・排卵出血
・眠気
・イライラ
・体のだるさ
・めまい
・下痢

などがあげられます。

排卵日の体重増加の理由

生理前のホルモンバランスが原因!

排卵日〜生理開始までの「高温期」には、体が水分を溜め込むようになっており、生理前に増加する女性ホルモンのプロゲステロンの働きにより、腸の働きも低下してしまいます。

プロゲステロンは、生理中の出血などによる栄養不足を補うために、水分や塩分を溜め込み、脂肪を蓄えようとします。この働きにより、体がむくみやすくなり、体重が増加してしまう傾向にあります。

体重増加の正体は水分

このようなことから、排卵日あたりから体重が増加するのは、女性にとってはごく普通のことと言えます。また、その増加した体重はほとんどが女性ホルモンの働きによって溜め込まれた「水分」なので、脂肪がついて太ってしまったわけではないので、安心して下さい。

排卵日以降は太りやすい!

ただし、排卵日前後3〜5日間は、最も太りやすい期間と言われているので、暴飲暴食などは避けるようにしましょう。特に、この時期はプロゲステロンの働きにより、身体が妊娠しやすい状態へとシフトする時期なので、心身ともに不安定になり、そのような状態を落ち着かせるために、甘いものなどが食べたくなってしまうといわれています。

さらに、プロゲステロンの分泌によって下がった血糖値を安定させようと、アドレナリンが分泌され、そのアドレナリンの作用により、食欲も増進してしまいます。このようなことによって、この時期は身体が栄養を蓄えようとしているために、体重が増えやすくなっているといわれています。

太らないための工夫

このようなことから、排卵日以降の生理前は、水分などによるむくみの影響から、体重増加は普通のことですが、食べ過ぎては意味がありません。この時期に太らないためにも、食べたい欲求を抑える工夫をしてみましょう。

食欲をコントロールする

そのためには、強い空腹の状態を作らないことが肝心です。空腹の時間が長いと、欲求が刺激され、一度の食事の量が多くなってしまいます。なるべく、小腹が空いた時にはちょっとずつつまんだりなど、何か少しでも口に入れたりすることで、強い空腹の状態を防ぐことができます。

よく噛んで食べる

よく噛むことにより、満腹中枢が刺激され、満腹感を得られるので、食べる際にはよく噛むことを心がけるようにしましょう。また、玄米・かぼちゃ・サツマイモなどの、血糖値が上がるのが緩やかな食材を意識して摂取すると、食欲を制御することができるので効果的です。

さらに、この時期はむくみやすいので、水分の排出を促す効果のある食材を摂取こともポイントです。利尿作用のあるネギや大根、ごぼうなどを摂取することにより、むくみを和らげることができます。

排卵日は便秘にもなりやすい?

また、排卵日以降には便秘になってしまう、という人が沢山います。これも主な原因としては、プロゲステロンの分泌による影響によります。では、なぜ便秘になりやすいのか、その理由を次から説明していきます。

1.便を押し出せない

プロゲステロンは、妊娠に備えて身体の準備をするために働きますので、子宮が収縮してしまわないようにする働きもあります。そこで、やはり周囲の臓器にも影響が出てしまい、腸の活動も低下させてしまうようです。

腸の動きが鈍くなるということは、便を外に押し出そうという働きが鈍くなるということで、便意を感じなかったり、感じてもうまく便を押し出せなくなってしまいます。

プロゲステロンの分泌は妊娠するために必ず必要なことですが、それが原因で排卵日以降便秘になってしまって困っている女性が多いということです。妊娠の準備だけでなく、妊娠してからもしばらくはプロゲステロンの分泌が多い状態が続きます。ですから、妊娠初期にも便秘で困る女性が多いようです。

また、腸内環境が整っていないと、そのまま便秘が悪化してしまうこともあるようですので、食生活などに注意して、腸内環境を整えるようにしてください。

2.便が固くなる

排卵が起こってから生理が来るまでの期間は、妊娠に備えて身体の変化が起こります。具体的に言えば、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなっていくのです。プロゲステロンは、子宮だけでなく、周辺の臓器にも影響を与えてしまいます。その過程で腸内の水分が奪われてしまい、便秘の原因になってしまうと言われています。
3.運動不足
排卵日から生理が起こるまでの間、身体には様々な変化が起こります。それに伴って不調を感じる人も少なくなきでしょう。そうすると、どうしても身体を動かすのが大変になってきます。しかし、運動不足は便秘の大きな原因になりますので、ウォーキングなどでもいいので、まずは身体を動かすようにしていきましょう。

便秘を解消する方法

上記のようなことから、排卵日周辺は便秘になりやすい時期であり、また実際に多くの人が便秘で悩まされていることがわかりました。次に、便秘になってしまった場合の解消法を以下にご紹介します。

1. マッサージをする
こちらはご存知の方も多い便秘の解消法です。手のひらでへその周りを「の」の字を描くように時計回りにマッサージします。

できれば、仰向けになり、寝て腸を伸ばしている状態で行うとより効果的です。横になることが出来ない場合には、背筋を伸ばしてリラックスした状態で行うとよいでしょう。腸に溜まっている便を押し出すようなイメージをしながら、マッサージをすると効果的です。

2. 意識的に水分を摂る
プロゲステロンが分泌されることによって、腸から水分が奪われてしまいます。ですから、1日1,5〜2リットルぐらいを目安に、意識的に水分を摂ってください。そうすることで、便を柔らかくすることにつながります。

また、寝ている間は腸の動きが鈍くなっているので、起床後すぐにコップ1杯の水を飲み、腸を刺激するようにしましょう。それにより、大腸が刺激され動きが活発になります。少し冷えた水を飲むとさらに効果的です。

3. 薬の服用
排卵によって起こる便秘のほとんどは、腸の動きが鈍くなってしまったために起こる弛緩性便秘です。ですから、弛緩性便秘に効果のある薬を服用するという方法もあります。

他の方法に比べて即効性があるので、お腹の張りや腹痛に悩まされているような場合には、こちらを活用するのも良いでしょう。その場合、妊娠をしていないかきちんと確認をしてから、使用するようにしましょう。

排卵日後の便秘対策

バランスの良い食事

これは普段から便秘の人にも言えることですが、やはり一番大事なのはバランスの良い食事を心がけるということです。食物繊維や乳酸菌などを豊富に含んだ食べ物や、適度な水分摂取を心がけて下さい。

また、便秘には実は油分が不足している場合があります。油分は便のすべりをよくするためにも大事な栄養素なので、適度に摂取するようにすると便秘解消にもつながります。

適度な運動

運動不足により、便秘になる場合もあります。腸の筋肉の動きが鈍くなり、そのせいで便秘になってしまう人もいるので、なるべく普段から適度な運動をする習慣を身につけていると良いでしょう。通勤時間をうまく使うなど、軽い運動でも良いのでなるべく体を動かすことを意識して習慣付けるようにしましょう。

トイレにこまめに行くようにする

便秘の人は、トイレに行く習慣があまり無い人もいるようです。ついつい仕事などに没頭してしまうと、トイレに行くことも忘れてしまいがちです。しかし、そのようにトイレに行く回数が少なかったり、排泄の習慣が無いと便秘になる可能性が高くなります。自分でも知らず知らずのうちに、排泄の感覚やタイミングが麻痺してしまったりするようなので、なるべく便意はもよおしたと感じた時に、すぐにトイレに行くような習慣をつけるように心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
排卵日にはプロゲステロンの働きによって、体重が増加するというのは本当のようです。しかし、その時期に増加した体重の正体はほとんどが水分なので、生理後には元に戻るでしょう。

ただし、排卵日以降〜生理前の時期は太りやすいというのも事実です。その時期に食べ過ぎたり飲み過ぎたりすれば、生理後元には戻らなくなってしまいます。

また、プロゲステロンの分泌によって、便秘も引き起こされてしまう場合もあるので、日頃から便秘にならないような生活習慣を心がけるようにし、もし弛緩性便秘となってしまった場合には、便秘解消のためにマッサージや食生活の改善、弛緩性便秘用の薬など自分の体調に合わせた解消方法を試すようにして下さい。