【排卵日の頭痛の8つの原因と対処法】あなたの頭痛の種類はどれ?薬などの正しい服用方法などまとめ

排卵日やその付近になると、頭痛がしてつらいなあという人は多いと思います。頭痛にも種類があってそれぞれ原因も対処法も変わってきます。ここでは、つらい排卵日の頭痛について詳しく見ていきましょう。

排卵日の頭痛の種類

頭痛の種類

排卵日に起こる頭痛の種類としては、次のものが考えられます。

頭の片側又は両側がズキンズキンと脈を打つように強く傷み、日常生活に支障を生じるような痛みを片頭痛といいます。時に吐き気を伴います。光や音に敏感になり、動くと痛みが増すことが多いものです。

頭全体が締め付けられるように痛むのは緊張型頭痛です。ずっしりと重い感じの痛みです。肩こりや首の痛みを伴うこともあります。

排卵前後のホルモン

生理の周期は、黄体期と排卵期に分けられます。生理が終わって約二週間後に排卵日となりますが、その間女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増え、肌の調子もよく心もよい状態が続きます。エストロゲンには子宮内膜を厚くする働きがあります。
排卵日の前後3日間を排卵期といいますが、排卵期を境にエストロゲンは減少し、代わりに黄体ホルモンの分泌量が増えます。黄体ホルモンは子宮膜に乱視が着床しやすくする働きがあります。体温を高くする作用があるため、平熱より高い高温期と呼ばれる状態になります。また、水分を保持したり食欲を高めたりします。
排卵後の黄体期に起こる心身の不調はPMS(月経前症候群)とよばれています。頭痛、吐き気、胸のはり、腹痛、下痢、むくみなどが主な症状です。

排卵日の頭痛の原因

片頭痛の場合

排卵期に急激にエストロゲンが減少すると、脳内にあるセロトニンという神経伝達物質も減少してしまいます。すると、血管の拡張が起こり、脳神経の一つである三叉(さんさ)神経が刺激され頭痛が起こります。排卵期は頭痛が起こりやすいのです。

また、マグネシウム不足により起こることもあります。マグネシウムはセロトニン合成にも必要です。

片頭痛は、ストレスや肩こり、光や騒音などがきっかけとなることもあります。

エストロゲンの減少が主な原因ですので、頭痛以外にも、吐き気や腹痛なども症状として現れることもあります。症状が重いため、仕事や家事をすることが難しく生活に支障をきたすこともあります。

排卵日には、体温もいったんガクッと下がり熱が上がり高温期になります。排卵日に頭痛と熱がある場合には風邪をひいているなどの可能性もあります。

緊張型頭痛の場合

排卵期に黄体ホルモンが増加すると、血流が子宮の方を優先し脳の血流が悪くなります。また、水分を体に貯めやすくなるため、体がむくみやすく、体全体の血流が悪くなります。そして、首や肩の周りの筋肉が緊張し、血管内に痛みの物質が発生し頭痛が生じます。これが緊張型頭痛です。

緊張型頭痛は、ストレスや冷房の効いた場所で体が冷えることでも悪化します。

そして、骨盤がゆがんでいると背骨もゆがみ、背中から頭にかけての筋肉が緊張して、緊張型頭痛の原因になります。生理前は骨盤が開いている状態ですが、スムーズに開かないと緊張型頭痛の原因となります。

片頭痛よりも軽い場合が多く、継続的でないことも多いので、日常生活に支障をきたすほどではない場合がほとんどです。

頭痛がある人は妊娠しやすい?

エストロゲンの減少によって片頭痛が起こるのは、女性ホルモンのリズムが一定であるからです。生理周期が定まっていない、エストロゲンの量がもともと少ない人は、片頭痛も起きにくいのです。

排卵日に片頭痛があるということは、ホルモン分泌がきちんと行われているということになり、実は妊娠しやすい体であるともいえるのです。

妊娠を希望している人にとっては、つらい頭痛もそう考えると、いいことになりますね。

妊娠初期の頭痛との見分け方

妊娠することは、すなわち受精卵が着床することです。着床後には、頭痛や、吐き気、胸が張るなどの生理前と似た症状があるため、妊娠していると気付かないこともあるそうです。

排卵は生理後約2週間してから起こりますが、着床は生理予定日の数日前です。生理周期がきちんとしている場合は、排卵日付近の頭痛とは見分けがつきますね。妊娠を希望している場合や可能性がある場合は生理周期を確認しましょう。

排卵期の頭痛の対処法

市販薬を飲む

痛みを我慢して薬を飲まない人もいますが、痛みが軽いうちに市販薬を飲むのも頭痛を鎮めるのには効果的です。痛みが本格的になってからは、なかなか効きにくいのです。

解熱鎮痛剤にはいろいろな種類がありますが、炎症のある痛みや生理痛にも効くイブプロフェンや、医療用成分を市販薬にしたスイッチOTCであるロキソニンなどが頭痛に効果が高いでしょう。

他にも、アセチルサリチル酸(バファリン)、痛みの伝わりをブロックするエテンザミドもよいでしょう。

熱も伴っていて風邪の症状がある場合でも、妊娠の可能性がある場合は薬を飲むのは避けましょう。

生理前の片頭痛は市販薬では効きにくいことが多いのですが、緊張型頭痛の場合は市販薬で効き目がある事が多いです。人それぞれに効果のある薬は異なりますので、自分に効く市販薬を選んで飲みましょう。

生活の仕方

いずれの頭痛に対しても、日頃からストレスをためないことです。ストレスによって、悪化する傾向があります。自分なりにストレスを発散する方法をみつけましょう。また、適度な運動と睡眠を取りましょう。

片頭痛の場合、体を動かすと痛みが増すので、できるだけ安静にしておくことです。また、光や音の刺激もなるべく避ける方が良いです。こめかみの他む部分を冷却シートなどで冷やすと痛みが治まります。入浴は逆効果です。シャワーですませましょう。

光の刺激を受けないといっても、セロトニンの減少が片頭痛の原因ですから、日光を浴びてセロトニンが作られるようにしましょう。セントジョーンズワートは昔から使われている西洋のハーブで、セロトニンを増やす働きがあります。サプリメントで補うのもよいでしょう。頭痛以外の症状も改善されます。

緊張型頭痛の場合は、体の冷えも原因となります。血行を促進するように、体を温めたり、リラックスすると痛みが軽減されます。入浴や、ストレッチは効果的です。運動もしましょう。また、首や肩に蒸しタオルを充てることも血行を促進し緊張をほぐしてくれます。

頭痛を緩和する食べ物

片頭痛を改善するには、エストロゲンの減少やセロトニンの減少を補うような食べ物を摂ると効果があります。

エストロゲンに似た働きをするものとして、大豆イソフラボンやプラセンタ、ホップなどがあります。大豆製品を食べたり、サプリメントを摂ったりするとよいでしょう。マカやザクロのサプリメントも女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。

セロトニンは、トリプトファンからビタミンB6の働きにより作られます。トリプトファンを多く含む食材は、肉や豆類、乳製品などです。ビタミンB6は、レバーやナッツ、バナナなどに含まれています。ここでおすすめなのが、バナナミルクです。二つの成分が同時に簡単に摂れます。

マグネシウム不足から片頭痛が起こる場合もあるので、不足しないようにしましょう。マグネシウムは豆類や魚介類、ナッツ類に多く含まれています。コーヒーやアルコール絵を多量に飲むなど日常的に不足しやすいので、サプリメントで補ってもよいでしょう。

ビタミンB2には、片頭痛予防効果があります。豆類や牛乳、レバーなどを摂りましょう。

また、血糖値が下がった時も片頭痛を起こすので、糖分を適度に摂り、お腹がすきすぎないように工夫しましょう。チョコレートは血管拡張効果があるので避けましょう。

痛み初めに、血管収縮効果のあるカフェインを含むコーヒーなどを飲むと痛みが緩和されます。ただし、飲み過ぎはいけません。

緊張型頭痛を改善する食べ物は、体を温める生姜などの薬味やかぼちゃ、玉ねぎなどです。ビタミンB1は固まった筋肉を柔らかくすることができます。豚肉やうなぎなどに多く含まれています。

リラックスする成分としては、ギャバがあげられます。ギャバは野菜などに広く含まれていますが発芽玄米に多く含まれています。サプリメントを摂ることもおすすめです。

効果のあるツボ

片頭痛に効くのは、頷厭(がんえん)というツボです。左右の耳の上で、こめかみの辺りにあります。食べ物をかむと動く部分です。

緊張型頭痛に効くのはは、百会(ひゃくえ)、風地、天注、肩井(けんせい)というツボです。
百会は、頭の真上の少しくぼんだ所です。風地は、耳の後ろにあるとがった骨の真ん中で髪の生え際にあります。天注は、髪の生え際で、太い筋肉の外側のくぼみの部分です。肩井は首の付け根と肩先の中央に位置しています。

息を吐きながら10秒ほどゆっくり押して、ゆっくり離します。あまり強く押してはいけません。

アロマで改善

アロマテラピーは香りをかいで鼻から脳へ伝わることや、アロマオイルでマッサージし皮膚から浸透することにより、心身の不調を改善する効果があります。最近では、医療現場でも用いられることもあり、その有用性は高まっています。

ハンカチなどに垂らしたり、アロマポットや洗面器にお湯を貯めたものに垂らして香りをかぐのもいいですし、お風呂に入れるのも効果的です。

アロママッサージをする際は、キャリアオイルで薄めて使用しなければなりません。

片頭痛自体に良いとされているアロマオイルは、カモミールローマン、グレープフルーツ、ペパーミント、ラベンダー、ローズウッドなどです。生理中の片頭痛にはホルモン作用のあるカモミールローマン、グレープフルーツ、ゼラニウム、ラベンダー、ローズなどです。両方に効果のあるアロマオイルを選ぶとより効果があるでしょう。

緊張型頭痛には、肩こりに効果のあるカモミールローマン、クラリセージ、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなどが効果があります。また、ストレスに効果のあるアロマオイルは、イランイラン、カモミールローマン、サンダルウッド、ラベンダー、ローズなどです。

緊張型頭痛の場合、血行促進も兼ねて、アロマオイルを入れた温湿布を肩から首にかけて行うことも効果的があります。

漢方で改善

片頭痛がひどくて、吐き気やおう吐を伴う場合は呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方が効果があります。長く服用すると、普段の慢性頭痛の改善効果もあります。

片頭痛に加えて便秘傾向がある場合は桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を用います。めまいなどを伴う場合には加味逍遥散(かみしょうようさん)が効果があります。また、五苓散も片頭痛に効果があります。

緊張型頭痛には、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、葛根湯などが効果があります。

これらの漢方のうちいくつかは、ドラッグストアやAmazonなどのネット通販を通じて気軽に購入することができます。漢方医のいる病院や漢方薬局では体の体質や他の症状を考慮したうえで自分に合った漢方薬を処方していただけます。

骨盤ストレッチ

骨盤のゆがみを正すことによって、緊張型頭痛が緩和されます。

骨盤ストレッチとして、簡単に行えるものがいくつかあります。

立ったままでできるのは、両足を肩幅に広げ、腰に手を当てて、上半身を固定したまま右に腰を回すものです。30回ほどしたら、左に回します。

仰向けに寝て両膝をつけ、息を吐きながら左右に倒します。足を中心に戻す時は息を吸います。

他には、膝を外側にまげて、Wに開いたままで10秒ほど保つ方法です。

いろいろな方法があり、You tubeなどでも見ることができるので、自分でできそうなものを普段から継続して行うとよいでしょう。

病院で処方してもらう

排卵日の片頭痛は、普通の片頭痛と比較して症状が重く市販薬が効かない場合が多いので、そのような時には病院に行って処方薬をもらいましょう。

内科に行ってもいいですが、最近は頭痛外来というところもあります。生理前の頭痛に対しては、トリプタン製剤という薬が処方されます。片頭痛の特効薬ですが、痛み始めてすぐに服用しないと効果は減ってしまいます。飲むタイミングに気をつけましょう。

緊張型頭痛の場合は市販薬で緩和される場合が多いのですが、病院では、漢方薬が処方されるようです。漢方薬の項に示したような苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などです。

頭痛だからと我慢せずに、ひどいときは早めに病院に行きましょう。

排卵日の頭痛に関するみんなの体験談・感想

桃さん(パート・50~54歳・女性)

30歳を過ぎてから、排卵日の時期になると頭痛に悩まされるようになりました。もともとやせ形で姿勢が悪いので肩こりになりやすく、肩こりがひどくなると頭痛になることはよくありました。しかし排卵時期の頭痛は特別にひどく、市販の頭痛薬を飲んでも効かない日もありました。病院には行きませんでしたが、原因は運動不足で筋力が低下して血行が悪いためだと自分なりに考えました。しかし運動が苦手でずぼらなため体質改善をすることはなかなか難しい。そこで、頭痛の兆候が現れたらラジオ体操をするようにしました。それも正しい順番で全てやるのではなく肩や首、背中がよく動く動作を何度も繰り返します。特に痛みが紛れて気持ちいと感じる動作を集中的に行いました。頭が痛すぎて体を動かすのもつらい時は、頭痛薬を飲んで痛みを和らげてお風呂上りの体が温まったときにやりました。体操をした翌朝は頭痛が引いていてすっきり起きることが出来ます。

筧さん(主婦・25~29歳・女性)

学生の頃から、排卵日の前日から数日前位に起きる突発的な頭痛に悩んでいました。頭痛には必ず予兆があって、寒気のような感覚がきて、その数時間後に症状が出ます。痛さは20歳を過ぎた頃からひどくなり、常時頭をガンガン殴られ、締め付けられたような止まないものでした。元々周期が乱れ、生理日以外の出血もよくありました。婦人科へ行きましたが、異状はないとのことでした。婦人科で処方された薬では不正出血もなくなり、周期は改善されましたが頭痛は治りませんでした。頭痛がすると、朝ベッドから起き上がれない程だったので、別の病院へ行き、別の薬を処方されました。その薬は頭痛の前に飲むと症状が軽くなるもので、服用したら頭痛がきれいサッパリと言える程なくなりました。

良子さん(専業主婦・30~34歳・女性)

三人目を出産後、体質が変わってしまったのか、排卵日の数日前や生理の前になると頭痛と吐き気がひどくなり頭痛薬が必需品になりました。最初は風邪を引いたのかと思って風邪薬を飲んでたりしたのですが、様子を見ているとどうにもひどい頭痛や吐き気の後には生理になることが多いような気がして生理用アプリで頭痛などの症状も記録してみたところ、排卵日と生理予定日の前に症状が出ているようでした。どうにか症状が改善しないものかと試したところ、身体を冷やしてしまうと症状も重くなるようで、逆に温めてあげると頭痛も軽減するようなので、温かい飲み物を飲んだりお風呂に肩までしっかり使ったり、ショウガやトウガラシで温活をしています!ここ最近は以前ほど症状が酷くないので、多少は効果があるんじゃないかと思っています!!まだ寒くなる季節には頭痛薬は必要ですが、薬の量は減ってきているので、このまま体質改善できれば医者に行かずに済むかなと思うので温活続けていこうと思います!

小町さん(主婦・25~29歳・女性)

小学校4年生のころから片頭痛に悩まされてきましたが、原因が脳にはないとの診察でお手上げ状態でした。たまたま妊娠をきっかけにホルモンの検査をしたところ、女性ホルモンの値が人とは異なることがわかり、その結果出産後から低用量ピルを飲み始めてから片頭痛の回数が大幅に減りました。思えば小学校4年生は生理が始まった年で、生理前の排卵日あたりに頭痛が多かったと気が付いたのは最近になってからです。排卵日あたりには体温も高く血流がよくなるため血管の膨張で頭痛がする方もいますが、私のようにホルモンバランスの崩れから片頭痛を起こす方もいるみたいなので、気になった方はぜひ調べてみてもらいたいです。ピルを飲み始めてからは薬を飲まなくても済むくらいの軽い頭痛がほとんどで家事をするのに不憫を感じなくなりました。

ひな子さん(主婦・30~34歳・女性)

30代に入り、必ずと言っていいほど排卵日付近になると頭痛をがおきるようになりました。最初は訳も分からず、インターネットで片頭痛などのキーワードで症状を調べていましたが、結局最後までわからずじまいでした。ある時、ママ友数人とランチへ行った際に、頭痛の話をすると同じように悩んでる友人がいました。その友人は、頭痛と下痢に毎月悩まされていて、産婦人科へ行って相談したところ、排卵にともなうものと言われたそうです。その後、私も病院へいき、現在は排卵近くなると病院で頂いた痛みどめを飲むようにしています。何が原因なのかわからなかった事が一番不安だったので、現在は少し安心しています。30歳を過ぎると、やはりホルモンの変化もあるのか、体調が今までと違う事を痛感します。

おわりに

排卵日の頭痛は吐き気を伴ったり、肩こりを伴ったりと、つらいものです。

ここに示したように、日頃からストレスをためないようにしリラックスすることや、食事の見直し、アロマや漢方を取り入れる、骨盤のゆがみを正すなど、生活を変えてみることで、緩和が期待できます。

頭痛がひどいときは我慢せずに市販薬や病院で処方してもらった薬を飲むことも大事なことです。ただし、妊娠の可能性のある人や希望している人は服用に際しては医師などの指示通りにしてくださいね。