【排卵日がずれる原因とは?】普段の生活で排卵日がずれてしまう原因5つ!

普段生活している上で気づかないところに排卵日がずれてしまう原因があるかもしれません。生理が中々来なくてハラハラしたり、妊活中なのに何故か排卵日がずれている場合、実は排卵日をずらしてしまう原因に知らず知らず当てはまっていませんか?少しずつ改善して、排卵周期を正常に近づける努力をしていきましょう。

排卵日がずれるとどうなってしまうの?

生理周期を気にしてしっかりと把握している女性はたくさんいますが、自分の排卵日についてしっかりと把握出来ているでしょうか?基礎体温をしっかりとつけている方などで「今月は排卵日が早い/遅い」という経験をした事がある方もいるでしょう。ある程度健康な女性であってもプラスマイナス2日程度ずれる事はそんなに珍しいことではありませんが、この排卵日がずれると一番わかり易いものでは、生理そのものにもずれが生じます。

さらに生理周期の乱れだけでなく特に妊活中の女性では低温期~高温期に入るまでに時間がかかり過ぎて、排卵日がずれてしまった状態で受精しても、初期流産してしまうリスクが高くなる可能性も指摘されています。勿論卵子そのものの「質」によってのずれもありますが、女性の健康の指針と言っても良い生理周期は出来るだけ正常に近づけたいところです。

そこで、生理そのものの周期のずれを生み出してしまう要因である排卵日のずれを抑止するために、まずは排卵がずれてしまう原因について紹介していきます。自分の生活スタイルや月経の特徴を見なおしてみて、何気なくこの原因に当てはまっていないかチェックしてみてください。思わぬところで実は病気や疾患が潜んでいる可能性もありますので注意が必要です。

排卵日がずれてしまう原因5つ!

排卵日がずれてしまう原因は様々ありますが、健康な女性で基本的に生理周期がきちんと整っている場合であっても排卵日がずれている場合もあります。その様な場合もあるということを念頭に置いた上で、ずれを招く主な原因について紹介していきます。身近なところから、放置しておくと怖い病気が潜んでいる可能性まで様々あります。

○ストレスが関係する排卵のずれ
○無理なダイエットや肥満などの要因
○黄体化未破裂卵胞(LUF)だった場合
○排卵を抑制するホルモンが分泌されている
○卵巣の病気が原因

この5つの項目について詳しく紹介していきます。特に月経不順の方は症状をチェックして早めに婦人科を受診しましょう。不妊の要因となってしまう可能性もあるので注意が必要です。さらに黄体化未破裂卵胞(LUF)については、生理周期が正常な女性でもまれに起こっているものですので、知識として持っておくことをおすすめします。

ストレスが関係している排卵日がずれる要因

ストレスは日々の生活で誰しもが感じているものですが、これがあまりに過度になってしまうと排卵日のずれる要因の1つとなってしまいます。メンタル面でのストレスと言えば「仕事」「育児」「対人関係」などの他にも「引っ越し」「転職」などのいわゆる環境の変化もストレスの1つです。普段慣れた行動と別に新しく取り入れるということは、体にとってそれなりに負荷のかかる事なので注意しましょう。

ストレスが招く排卵日のずれには、ホルモンバランスが大きく関係しています。ストレスが過度にかかることで、排卵に関わっているホルモンを分泌している脳下垂体や視床下部などの機能が低下してしまい、排卵がずれるだけでなく、ひどい場合には「無排卵」と呼ばれる状態になってしまいます。これがいわゆる生理周期が不規則になる要因でもあるので、あまりに生理周期が乱れていたりする場合には積極的に婦人科に受診することをおすすめします。

またストレス要因の排除を出来るだけ行う事も大切です。どうしても仕事や育児などで要因が排除出来ない場合でも、共有できる友人や家族に話をしたり少しでも趣味の時間を持つなどして上手く発散していくようにすることが重要です。普段生理周期が乱れておらず、急にショックな出来事が起きて無排卵になってしまった場合などでも、婦人科でホルモン剤を処方して貰う事も可能ですので、知識として持っておきましょう。

無理なダイエットや肥満などの要因

一口にストレスと言ってもその種類は様々あります。仕事上のストレスや育児ストレスなど精神的なものだけではありません。例えば人の体にとってみると寒暖差に振り回されることも実はストレスになっていたりします。いわゆる「心身にとって負荷になっている」状態がストレスにさらされている状態と言い換えてもいいでしょう。そして女性に多いストレスとして代表的なものが「ダイエット/肥満」です。

無理な体重の増減は心身にとってストレスとなり、そのストレスによって脳下垂体などの働く機能を低下させてしまいます。結果的に排卵に必要なホルモンの分泌に異常をきたしてしまうことになるため、排卵日がずれる要因として挙げられると述べましたが、女性アスリートなど体を酷使することを日常にしているなどもその例です。食事制限や激しい運動によるストレスから、この機能が乱れている方もいる程ですので、それ位体にとって体重の増減というのは負荷が大きいと言えます。

排卵日がずれるだけでなく、酷い場合は無排卵などを引き起こす要因にもなりますので、急激な体重の増減を生まない様に、まずは自分の体重や体の特徴(太りやすい/痩せやすい時期など)について把握しておくことで、思いがけず体重が変化することを事前に察知出来るようになり、適宜対応していくことが可能になります。

黄体化未破裂卵胞(LUF)だった場合の排卵日のずれ

黄体化未破裂卵胞(LUF)だった場合にも排卵日がずれることがあります。排卵というのはそもそも黄体形成ホルモンの分泌により刺激を受け、卵胞が次第に膨らんで最終的に破裂し、卵子が排出される事を言います。そして卵子を排出し終えた卵胞から黄体ホルモン(プロゲステロン)が出て子宮内膜が成熟していくようになっています。

その仕組みを理解した上で黄体化未破裂卵胞(LUF)とは、何らかの要因により卵子が排出されていないのにも関わらず卵胞が黄体化してしまい、プロゲステロンが分泌されている状態を言います。これは、実は見落としがちなのですが、正常な生理周期である女性であっても5~10%程度の割合で普段の生理周期の中でまれに起こっている症状です。つまり、ある程度無排卵は誰にでも起こりうるものと言えます。

しかしこの黄体化未破裂卵胞(LUF)の原因がストレスではなく、持病などで摂取している薬の投与による場合もあるので要注意です。特にリウマチなどで処方される「インドメタシン」や「非ステロイド性消炎鎮痛剤」が排卵に関わっているホルモンの1つである「プロスタグランジン」の生産を、抑制してしまうことで黄体化未破裂卵胞(LUF)を誘発する要因となる場合があるので当てはまる場合は主治医と相談してみましょう。

排卵を抑制するホルモンが分泌されている場合

排卵日がずれるだけでなく、この場合無排卵になることも多い要因が、排卵を抑制するホルモンである「プロラクチン」が分泌されている場合にあります。このプロラクチンは、妊娠出産後に母乳の分泌を促すホルモンでもあるので、授乳中に生理が再開しにくい傾向にあるのはこのプロラクチンの作用による面もあります。赤ちゃんにお乳を吸われた際によく分泌されています。

ですので授乳中は妊娠しにくいように、このプロラクチンの働きによって排卵が抑制されているのですが、中には妊娠出産していないにも関わらずこのプロラクチンが分泌されている場合もあるのです。いわゆる「高プロラクチン血症」と呼ばれるもので、不妊になる要因の1つとも考えられています。高プロラクチン血症を招く要因には様々ありますが、ストレス、脳下垂体の腫瘍、服用中の薬の副作用などが挙げられます。

特に胃潰瘍の薬や抗うつ薬などの投与を行っている場合にも起こることが考えられています。症状として妊娠出産をしていないにも関わらず母乳が出るなどする場合は、一度婦人科を受診して検査を受けることをおすすめします。脳下垂体の腫瘍などが直接の原因で無い場合には、特別症状が顕著に現れるものではない為、不妊の原因を調べるうちに高プロラクチン血症であったと判明する場合も多くあります。

卵巣の病気が原因の可能性も

排卵日がずれる要因の1つとして卵巣の疾患が原因となっているケースが挙げられます。特に月経不順の女性に多い「多嚢胞(たのうほう)性卵巣症候群」というものがあります。病気と呼ぶほど深刻なものではなく、重症度も人によって様々です。この疾患の症状は、「卵胞が成熟するまでに時間がかかり、正常な周期で排卵しなくなる」というものです。月経不順の女性の多くはこの疾患がまず疑われています。

特徴としては月経の周期が35日以上、肥満、他の女性と比べて毛深い、にきびが多い(顔だけでなく体にも出来る)などがあります。この疾患は卵巣内に男性ホルモンが多い事が原因とされており、黄体形成ホルモンや血糖値を低下させる作用のあるインスリン等の分泌が人より強く作用している可能性が指摘されています。女性のおよそ20人に1人くらいの割合で起こる疾患なので、月経不順の方は一度婦人科で相談してみましょう。

さらにそれ以外にも「早発卵巣不全」という病気の可能性もあります。40歳未満で半年以上生理が来ない場合にはこの病気も考慮するべきです。この病気には卵巣内の卵胞がほとんどなくなってしまったことで早期閉経してしまうパターンと、卵巣内には卵胞が複数あるにも関わらずホルモン分泌の異常などの要因で起こるパターンの両方ありますが、どちらにしても月経不順があまりにも顕著な場合には、婦人科でしっかりと診断してもらう事が重要と言えます。

月経不順を侮ってはいけない!

月経は女性の健康を図る上でも1番日常生活に密接に関わっている部分といえます。月経を迎えたばかりの10代であればまだまだホルモンバランスも整っておらず、不順であったりする事もありますが20~30代になってからの月経不順は、一度婦人科でしっかりとチェックを受けることをおすすめします。排卵日がずれるだけでなく、無排卵状態になってしまっている場合には、将来的に妊娠を望んだ際に不妊治療を視野に入れなければならないなどの可能性も出てくるからです。

さらに、卵巣の周囲だけでなく脳下垂体の腫瘍などの原因も挙げられるので一概に「私は月経不順体質なんだ」と決めつけてしまわないようにしましょう。思わぬ病気に繋がってしまっている場合もあります。排卵1つとってみても様々なプロセスが全て正常に作用することで、ようやく正しい周期になるものなので、どこか1つホルモンバランスやストレスなどの要因で乱れてしまうとすぐに異常をきたしてしまいます。

出来るだけ規則正しい生活を心がけてしっかりと体を労り、健康的な周期で排卵が来るように促していく努力をすることや、基礎体温などを日常から取り入れることによって自分の周期をきちんと把握しておくことが、排卵の異常などの初期サインを見逃さない為に必要なことと言えるでしょう。しかし、正常な周期を持つ女性であっても、ずれてしまうことや無排卵を引き起こすことはまれにあるので「異常な状態が続く」ことを懸念すべきです。

排卵日がずれる事だけを気にせず、自分自身の周期を知ることが大切!

普段から月経がきちんと整っている方も、そうでない方にも当てはまるこの「排卵日のずれ」は、女性にとってとても身近な健康をチェックできる一種のバロメーターです。月経が整っているからと蔑ろにしていると、ストレス1つで簡単に乱れてしまう非常にデリケートなものですので、自分自身を大切にする事を心がけることが重要になってきます。

月経不順であるからとマイナスなイメージを持つのではなく、不順であるのであればどうすればより正常な周期に戻すことが出来るのかについてをしっかりと把握し、婦人科などに積極的に相談しに行くようにしましょう。普段あまり縁のない方も多い婦人科ですが、女性医師のみの婦人科も多くありますので、普段からかかりつけ医を探しておくことで、何か気になることがあった際にすぐ受診できるようにしておくことをおすすめします。

また、スマホアプリなどでも様々な月経周期や基礎体温を記録出来る便利なものがたくさんありますので、まずは普段の自分の周期をしっかりと記録することから始めてみてはいかがでしょうか?月経周期を正確に知ることで、肌のケアやダイエットに適した時期も把握できるようになりますので、積極的にそういったツールも活用してみてください。