生理と排卵日の関係って?自分の体のリズムを知って、妊娠の準備をしよう

妊娠ととても関係の強い生理と排卵日。でも、その排卵日っていつなのか知っていますか?また、生理周期や体調から計算したり予測できるって知っていましたか?生理のしくみから女性の体のリズムや排卵のサイクルなどから、妊娠に必要な排卵日を知る為の方法を詳しくご紹介します。
大人の女性なら皆さん、生理と妊娠に関する仕組みはご存じのはずですよね。
でも、妊娠しやすい日「安全日」や「危険日」など、どうやってわかるのでしょうか?妊娠を希望する場合、どのようにしたら自分の体のリズムがわかるのでしょうか?

女性特有の生理と排卵日について、詳しくご紹介します。

生理のメカニズムについて

そもそも生理とは、どんなサイクルで起こっているのでしょうか?

もちろん個人差はありますが、生理は通常約28日~30日のサイクルで訪れ、出血が3~7日間続くのが一般的です。毎月のように規則正しくやってくる周期は、 卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の 女性ホルモンの増減によってコントロールされています。

生理周期はホルモンの状態から、大きく下記の4つの期間に分けることができます。

1.月経期

いわゆる生理期間のことです。妊娠していない場合に体内で作られた子宮内膜は不必要なものとなり、内膜の組織がはがれ落ち、出血という形で体外に排出されます。この時期のホルモン分泌は穏やかで、ホルモンのリセット期とも言えますので、心も体もゆったりと過ごすのがお勧めです。また、黄体ホルモンの分泌量がさがるため、体温も一気にさがってしまいます。

2.卵胞期

続いて卵胞期とは、卵巣の中で卵子が育ってくる時期のことです。期間は排卵日までの間と言われています。卵胞からは女性ホルモンの代表格である卵胞ホルモン(エストロゲン)がたっぷり分泌され、子宮内膜がしだいに柔らかくなっていきます。 また、卵胞ホルモンは体温をさげるので、この期間は体温が低くなります。

この時期は肌のツヤもよく、新陳代謝が活発になり、女性が美しくなれる時期です。ダイエットに向いているのもこの時期といわれています。

3.排卵期

排卵期は、実際に排卵の起こる排卵日の前後3-4日間のことを言います。この時期に性交し、女性の卵管で精子と卵子が出会うことで妊娠が成立します。

この時期は卵胞期よりもさらに卵胞ホルモンの分泌量が増えるので、気分が明るくなる、生き生きとした美しさや気力に満ちると言われます。

4.黄体期

黄体期とは、排卵後の体温が高温の期間を指します。排卵後、卵胞ホルモンの代わりに黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるようになると、子宮内膜から粘液が出て受精卵が着床しやすい状態になります。

黄体ホルモンの分泌により体は栄養や水分を蓄えようとするので、むくみや体重増加が起こりやすい時期になります。さらに、エストロゲンの分泌量が減る為、身体や精神面が不安定になったり、肌荒れが起きやすくなったりもします。また、黄体ホルモンは体温をあげるので、この期間は高温期になります。

排卵日がいつか予測できる!4つの計算方法

生理の周期には2つの女性ホルモンが関わっていて、それぞれの分泌時期によって子宮内の変化と共に、体温も高くなったり低くなったりすることがわかりました。ということはつまり、自分の体が今どの周期にあるのか分かれば、心や体の状態を予測することができるのです。

体やホルモン自体を自分でコントロールすることはできないですが、妊娠可能な排卵日がわかれば、妊娠を希望する場合にも望まない場合でも、スケジュールを立てやすくなりますよね。そこで、自分でもすぐに始められる4つの計算方法をご紹介します。

1.オギノ式

オギノ式は、荻野学説とも呼ばれ、大正時代に発表された民間の懐妊法です。

月経周期の長さには個人差があり、また、同じ人でも毎回周期が同じとは限りません。ところが、妊娠に大きくかかわる黄体の寿命は、ほとんど多くの人が14日ということがわかっています。黄体は排卵直後に形成されて、次の月経がはじまる前に退行します。ということは、月経周期の最終日(次の月経がはじまる前日)から逆算して15日目が排卵日ということになります。つまり、次回の生理予定日の前12日から16日までの5日間のうちに排卵日が来るという考えがオギノ式です。

オギノ式では、次の月経が始まったときに、すでに終わった排卵日を推測し、これを半年から1年続けて記録することで、自分の排卵日を予測していきます。その為、生理周期が不規則な場合でも、1年間記録を取り続けることで、最短周期と最長周期を把握できます。その結果から、排卵日の予測が可能になります。

2.基礎体温表

基礎体温とは、朝目覚めてからすぐの、身体を動かす前の最も安静時の体温のことを言います。女性の体温は、病気やストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化し続けています。個人差は多少ありますが、低温期から高温期に変わる境目で体温が大きく下がる日があり、この日を含めて前後1~2日の間に排卵が起こります。

少なくとも2~3ヶ月つけてみると、自分のリズムがわかりだんだんとわかってきます。すると、日にちから計算して排卵日を予測しやすくなります。また、排卵日だけでなく、婦人科系の病気を早期発見できることもあるため、出来れば基礎体温表をつけることをお勧めします。

基礎体温計はパソコンや携帯でも管理できる便利な機能を持ったものが販売されています。値段も手ごろなので、まだ図ったことがないという方は、自分の体を知る為にも是非始めてみてはいかがでしょうか?
下記に、筆者おススメの基礎体温計をご紹介します。

3.福さん式

元助産師の「福さん」という方が自身のHPに公開した広めた排卵日の特定方法です。やり方は、子宮口の柔らかさを自分で内診し、さらに子宮の位置やおりものの状態から排卵日を計算していきます。排卵日が近づくと子宮は下に降りてきて、おりものは透明でよく伸びる状態に変化するというものです。

インターネット上の口コミでは、この福さん式で排卵日を予測して妊娠できたという声も多数あります。やり方に必要なのは清潔な自分の手だけなので、簡単に日々自分の体を観察するという点でも、取り入れやすく効果的だと言えます。

「福さん」ご自身のHPを下記にご紹介します。

4.排卵検査薬

排卵検査薬とは、排卵日の兆候を予測するためのもので、尿に含まれる成分から排卵の兆候を検知できます。排卵検査薬の陽性反応は「排卵直前」を意味しており、陽性反応が見られた24~48時間後には排卵が起こるといわれます。また、排卵検査薬を正しく使っていれば、排卵日が近づいていることをほぼ100%に近い確率でわかると言われています。

排卵検査薬は、生理開始予定日の17日前から1日1回、尿に検査薬を浸して使います。陽性反応を見逃さないためにも、毎日検査することが大切です。正確に検査が行えれば、確実な結果が得られるメリットがある一方で、使い方や見方に注意が必要な点と、費用がかさむデメリットがあります。

排卵日は体調からも予測できる!?自分でわかる症状について

排卵日を計算する方法以外に、自分の体調の変化で排卵日を察することが出来ます。排卵日前後にはホルモンのバランスが変化するため、心や体に様々な変化が起きるからです。いくつかの具体的な症状をご紹介します。もちろん個人差はありますが、当てはまるものや思い当たるものがあれば、自分の状態を観察してみましょう。

1.おりものの変化

排卵日が近づくと、おりものはゼリーの様に伸びが良く、さらっとした質感に変化していきます。これは、精子が子宮内に入るのをサポートする役目がある為のようです。

2.排卵痛

排卵とは成熟した卵胞が裂けて卵子が飛び出してくることをいいますが、この時に卵巣の壁が傷つき、それによって生じるものを排卵通といいます。もちろん個人差はありますが、生理痛のような痛みで、1日や2日ほど続くこともあります。

さらに、左右にある卵巣が同時に痛むこともあれば、片方ずつがその時々で痛むこともあり、軽い腰痛や腹痛を伴います。しかし、自覚症状のない人もいますので、症状の現れ方は人それぞれです。筆者も「生理が終わったのに生理痛がある」と不安に思い、婦人科を受診した経験があります。診断結果は「排卵痛なので、心配不要」でした。

ただし、症状が長いたり、痛みが激しくて我慢ができないとき、さらには不信な出血があった場合には、速やかに産婦人科または婦人科の診察を受けることをお勧めします。なぜなら、排卵による出血や痛みだけでなく、黄体出血や卵巣出血がある場合もあるからです。

3.排卵出血

排卵痛と共に、排卵出血として排卵日に少量の出欠がある場合があります。これは、乱視が飛び出した時に伴う出血です。排卵時の出血は、排卵痛と同様に正常な現象なのですが、子宮内膜症や子宮頸管ポリープなどの婦人科系の病気でも同じく出血を起こすことがあるので、不自然な出血を感じたら病院を受診して原因を調べてみましょう。

4.肩こりや吐き気、イライラなどの体調変化

排卵日が近づくと、子宮だけでなく様々な体調の変化も起きてきます。イライラなどの感情の変化や、吐き気、腰痛、肩こり、胸の張り等です。症状がひどい場合は、月経前症候群の疑いもありますが、意識して症状を観察したときに毎月同じような症状がある場合は、排卵日を予測出来るでしょう。

妊活中の女性必見!排卵日と生み分けの関係?

ところで、排卵日を知ることで、男の子と女の子の産み分けのタイミングがわかるってご存知でしたか?

男の子はY精子、女の子はX精子に分かれています。女の子のX精子は生命力が強く、2-3日の生存が可能です。その一方、男の子のY精子は生命力が弱く1日しか生きられません。また、細菌等の侵入を防ぐため、通常膣内は酸性に保たれており、子宮頚管へ進むとよりアルカリ性が強くなります。しかしながら、排卵が近づくと子宮頚管からアルカリ性の粘液が出るため、排卵日には膣内はアルカリ性が強くなります。

女の子のX精子は酸性に強いので、アルカリ性の粘液が出る前の排卵日2~3日前に、そして男の子の Y精子は酸性に弱い為、酸性が最も弱く、アルカリ性の強くなる排卵日当日がそれぞれベストな環境となります。基礎体温などの方法で排卵日を予測し、その日にめがけて成功することで男女の産み分けが可能になるといわれています。

生理は来ているのに妊娠できない?無排卵周期症に注意!

「無排卵周期症」という症状をご存知ですか?
正常に毎月生理が来ていても、排卵していないという怖い病気です。毎月の生理はあるのに、卵が排出されていない為に妊娠ができません。さらには、病気が進行すると卵巣機能が低下してしまい、不妊の原因となります。

症状には個人差もあり、なかなか自分では気が付きにくい病気なのですが、下記にいくつかの症状と見分け方を上げますので、自分の体調チェックに加えてみましょう。

無排卵周期症の主な症状

下記のような症状があった場合には、速やかに病院の診察を受けましょう。

無排卵の症状は、生理の時によく分かるようです。

・生理が10日以上もだらだらと続く
・生理周期が25日未満、または40日以上の場合
・生理の際の出血量が異常に多いまたは少ない場合
・基礎体温の変動が激しい、または一定の場合

どうして起こるの?原因と予防方法は?

無排卵周期症を引き起こす主な原因には、下記のものが当てはまります。

・無理なダイエット
・強いストレス
・激しい運動
・不規則な睡眠時間
・1日1回の食事などの偏った食生活や頻度
・ホルモン(エストロゲン)の分泌数値が高すぎたり低すぎたりする場合

「排卵チェッカー」で自分自身で排卵状態を調べることもできますが、いずれにしても上記に当てはまるものがあり、症状がみられる場合には早めに病院に行きましょう。

まとめ

生理と排卵日には、ホルモンが多く関係していて、そしてそのホルモンの状態から体温が変化し、体調も変化し、膣や子宮内での変化が起きている…女性の体って本当に不思議で、よく出来ていますよね。自分の体を観察することで、リズムを知ったり、妊娠活動に役立てたり、そして怖い病気の進行を防いだりして、毎月の生理と付き合っていきましょうね。